「詐欺罪で警察に逮捕された障がいのある人」
「傷害罪で刑務所に入っていた障がいのある人」
と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?
「あなたのところ(グループホームなど)で引き受けられませんか」と言われた時、
「どんな人なのか話だけでも聞いてみようか」と思えるでしょうか?
刑務所に入っていた人と聞いただけで
「ちょっとしたことで大暴れしてスタッフや他の利用者に暴力をふるうのではないか」というような印象を持つ人もいるでしょう。
しかし、実際にその人に会って話をよく聞くと・・・
しかし、実際にその人に会って話をよく聞くと、詐欺罪で捕まったと言っても、実はお金の計算が苦手で無銭飲食をしてしまった人、無賃乗車してしまった人も含まれます。
窃盗罪もその中には、おなかがすいてお店の商品を勝手に食べてしまった人、自分と他の人の所有物の区別がつかずに勝手に持って行ってしまったという人が多くいます。
傷害罪も、トラブルになった相手に大きな声で追いかけられて怖くなって相手を突き飛ばしたというケースが多くあります。
もちろん、万引きや人を怪我させる行為は犯罪であり罪は償わなければいけません。
ただ、実際に会ってみると、本人の障がい特性を理解していれば、一般の障がいのある人と対応はあまり変わらないことが多くあります。